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妊娠中に腹圧は上げちゃダメ?産前・産後の骨盤矯正のメリット・デメリット

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妊娠中に腹圧を上げちゃダメって思っていませんか?

よく「お医者さんに言われて…」、「エクササイズとかしたらダメですよね?」って質問されます。

結論からいうと、

専門的な知識を持ってる人にリスク管理をしてもらってやった方がいいです。

※なんでもかんでも腹圧を上げた方がいいという訳ではありません。

正直なところ、

妊娠中は普段の体の状態とは違うので何が起こるか分
からないです。

だから、

大事をとって安静にして下さいってお医者さんがいたり、ヨガ、ウォーキング、ピラティス、水泳をすすめるお医者さんがいたりするわけです。

なので、

「腹圧を上げるな」というお医者さんの意図は理解できます。

しかし、

「腹圧が上がる」とはどんな状態のことか理解できているお医者さんはそんなに多くないと思います。

もちろん、

腹圧が上がるメカニズムは分かっているからこそ、負担をかけないようにいうのだろうけど。

では、

■腹圧が上がるってどんな状態?

はっきりいって

ヨガ、ウォーキング、ピラティス、水泳で腹圧が上がって妊娠中の体に負担をかけることはまずないです。

※お腹がかなり大きかったら別ですけど。

「腹圧が上がる」って、かなり踏ん張ってパワーを発揮した時にしか上がりません。

例えば、

ウエイトトレーニングで高重量のスクワットやデッドリフトをした時にまぁまぁ上がるくらい。

1番腹圧が上がるのは思いっきりジャンプしたり取っ組み合いをした時とか、その時ぐらいです。

妊娠中にそんなことしないですよね?笑

一般的な体幹トレーニングなんかで腹圧が上がるなんてほぼないです。

よく体幹トレーニングで腹圧を上げるためにプランクしましょうっていってる人がいますよね。残念ながらそんな程度で腹圧は上がらないですから、、

腹圧っていうのは「安定させること」が何よりも重要で、「低下しない」ようにしないといけません。

皆さんは「腹圧が低下している」ことに気づいていないでしょう。

■腹圧が低下している状態とは?

腹圧は体幹の安定性に働きます。

腹圧が不安定で低下すると体幹がつぶれてしまい

反り腰、猫背、膝の痛みや脚の痺れ(坐骨神経痛など)などのリスクにつながります。

そんな人は腹圧を「安定させること」から意識しなければいけません。

体幹がつぶれたままではいくら骨盤矯正などの施術を受けてもベッドから立ったらすぐに元通りですよ。

■妊娠中は?

妊娠中ならなおさら、

妊娠前から姿勢不良で反り腰で「腹圧が低下」している状態の人が妊娠でお腹が大きくなると大半の確立で腰痛を引き起こします。

こんな人はそもそも、

腹圧が低下している状態なので

通常の「安定した腹圧」に戻すために「腹圧を上げる」ほうがいいと思いませんか?

だって、腹圧が低いと内臓下垂になって子宮とか胎児の負担はかかるってことですよね。

そっちの方がリスクでしょ。ってことです。

ただし、通常の腹圧がある状態で更に腹圧を上げるのはNG!

■産前・産後の骨盤矯正

骨盤矯正っていうのはネームバリューがあるので、使いやすいんです。

やり方は無数にあって、ストレッチでもマッサージでもボキボキでもカイロプラクティックでもヨガでもピラティスでもトレーニングでも骨盤矯正は可能です。

・骨盤矯正という商品を受けたいのか?

・骨盤を適正の位置に戻したいのか?

・適正に戻した骨盤を維持させたいのか?

・見た目をよくしたいのか?

・腰痛をなくしたいのか?

受ける人の目的に応じて骨盤矯正は効果がある・ない

に分かれてしまいます。

ようは骨盤にアプローチができれば骨盤矯正になるのです。

あなたの目的と骨盤矯正のメリット・デメリットでプラスの要素が多ければ受けるべきだしマイナスの要素が多ければ違う施術をされたほうが良いと思います。

メリットばかりに目が行きがちですが、マイナスの要素が多い人は骨盤矯正を受けるよりもマイナスの要素をプラスに変える施術を受けられたほうが良いかも知れませんね。

これを勘違いしていると色んな所でカモにされるので気をつけてくださいね!

半年通い続けて求めている効果が感じられないならあなたには骨盤矯正以外の施術が必要なのかもしれません。

■まとめ

・腹圧は上げない方が良い

・ただし、腹圧が低下している場合はむしろ上げた方が子宮や胎児の負担は減る

・腹圧はそんな簡単に上がらない

・腹圧が1番上がるのは思いっきりジャンプしたり取っ組み合いをした時など

・買い物で重い荷物を持つ程度や一般的な体幹トレーニングは基本的にはやっても大丈夫

・骨盤矯正の方法は無数にある

・半年通い続けて効果が感じられないなら違う施術のほうがあなたの体に合っている可能性もある

・腹圧は上げちゃダメっていう理論は正しいけど、現実はそれにそぐわない事が多いので個々で対応するべき