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月別アーカイブ: 2020年9月

足のむくみの原因と改善策・予防策

足のむくみは女性なら一度は悩んでしまう症状ですよね。

今回は身体の構造からみた足のむくみと反り腰の関係性について。

■足のむくみ

そもそも足のむくみって何?という疑問があると思います。

中には自分の足じゃないみたいにパンパンにふくらんでいる人もいます。

その原因とは、

ふくらはぎに溜まった血液です。

もともと人間の身体は、

心臓から血液が全身の細胞へ動脈という道を使って酸素や栄養を届けます。

その時に血液は届けた細胞から二酸化炭素や老廃物などの「ゴミ」を回収します。

この回収した「ゴミ」は静脈という道を使って心臓に血液を送り戻します。

この決まった流れの中では心臓から近い順に血液は通るので、手足といった心臓から一番遠く離れている細胞は最後になります。

特に足は、重力に逆らって心臓に血液を送り戻すために筋肉の力を借りなくてはいけません。

これはふくらはぎの筋肉の伸び縮みする働きによってポンプの役割を果たしています。

井戸水もポンプ機能によって水が排出されますよね?

さらに下半身には身体全体の7割もの血液が集まっているので、ふくらはぎの筋肉がうまく働かなかったり下半身の血管やリンパ管の通り道が狭くなると血液が停滞してしまうので足がむくんでしまうことになってしまいます。

しかも、

足のむくみは朝家から出てから夜家に帰るまでに約500㎖増えるそうです。

そこに座りっぱなし、立ちっぱなしなんてしてたらさらにむくんでしまいますね(^^;)

■反り腰

続いて反り腰についてです。

これは聞きなれない人もいると思います。

そもそも人間の骨格では、

脊柱いわゆる背骨が存在しています。

その背骨の区分けとして、

頸椎、胸椎、腰椎、仙骨、尾骨と分けられます。

写真の赤い部分が腰椎になります。

反り腰とは、この腰椎の部分が前方にかかる力によって反ってしまった状態をいいます。

ただし、

メディアはもちろん整体や接骨院の先生からヨガインストラクターやパーソナルトレーナーの方でもほとんどの人が勘違いしていることがあります。

それは、

骨盤が前に歪んでようが(前傾)、後ろに歪んでようが(後傾)、大抵の人は反り腰ということです。

骨盤が前傾すると腰椎は反りやすくなる。これは正解です。

骨盤が後傾すると腰椎は丸まる。これは半分正解で半分不正解です。

(左がお腹側、右が背中側)

なぜかというと、

腰椎とは構造的にもともと反っているので骨盤が後傾したぐらいで簡単に腰椎が丸まることはありません。

骨盤の前傾とは反り方が違うだけで反っていることに変わりはありません。

つまり、

大抵の人は反り腰だということです。

そして、

反り腰ではお尻や太ももといった股関節に大きく関係する筋肉が硬くなってしまうので、股関節も歪んでしまいます。

股関節は内側に捻じれやすく、膝のお皿も内側に向きやすいです。

O脚・X脚の原因にもなります。

股関節が歪むと次は膝関節、足関節と歪むためふくらはぎの筋肉は硬くなることで伸び縮みできなくなるし血管やリンパ管は通り道が狭くなります。

まるで車の渋滞のように心臓という目的地に細胞から回収した二酸化炭素や老廃物などの「ゴミ」を送り届けたいのに道が塞がって後ろからはどんどん車が押し寄せてきます。

そうなると逃げ道は血管の外しかないですよね?

足のむくみの正体とは、血管から漏れ出た血液成分ということです。

反り腰、しかも過度な人ほど足がむくみやすかったりします。

■改善策

ここまで読んでいただいたらなんとなく分かっって頂けたと思います。

やはり、

むくみの原因としては筋肉の硬さは間違いなく関係してきます。

ふくらはぎのマッサージやストレッチももちろん有効ですが、忘れてはならないのが股関節に大きく関係する筋肉のストレッチです。

股関節の歪みは血管やリンパ管の通り道を狭くするうえに膝関節や足関節の歪みにも影響を与えてしまいます。

特にお尻や太ももの筋肉は大きさもあるので硬くなると身体への影響は大きいですからやっておいた方がいいですね!

【太もものストレッチのやり方】

 【お尻のストレッチのやり方】
【ふくらはぎのむくみに効果的なほぐし方】

■予防策

改善策はふくらはぎのむくみの原因となっている骨盤や股関節などの歪みによって硬くなった筋肉に対してアプローチしています。

しかし、骨盤や股関節の歪みの原因に対してはアプローチできていないので改善はできても再発もしくはなんらかの症状がでてくるリスクは十分にあります。

もちろん、

改善策だけでも相当な効果はみられますが、

重度のむくみであったり、反り腰の悪化による脊柱管狭窄症やヘルニア、変形性膝関節症、О脚・X脚、外反母趾などの症状がすでにあるとなかなか改善策だけでは効果は出にくいです。

そもそも骨盤や股関節が歪む原因は何か?

これをみつけて、そこの原因に対してもアプローチすることが何よりも重要です。

実際にお身体をみていない方には何ともいえませんが、

大抵の人は肋骨が開いていてポッコリお腹で猫背のため、背骨にかかる負担も大きくなっているので骨盤は歪んでしまいます。

骨盤が歪むと股関節も連動して歪むというわけです。

根本的には開きやすくなった肋骨を閉めることが必要になってきますよね?

つまり、ただ単に筋肉を柔らかくすだけでは不十分なことが多いということです。

ある程度改善策に慣れてきたらこちらも一度やってみてくださいね(^^)

【腹圧とは?】

【肋骨を閉めるエクササイズ】

■まとめ

・下半身の筋肉が硬くなると足がむくみやすくなる

・ふくらはぎのむくみは血管から漏れた血液成分

・反り腰は足のむくみを悪化させる

・改善策として股関節の筋肉のマッサージやストッレチを行う

・予防策として肋骨の引き締めを行う

 

堺市・中百舌鳥(なかもず)地域で腰痛や肩こり、膝の痛みの施術や猫背・反り腰などの姿勢改善を得意とする。
対症療法から根本療法まで一人一人のお身体に合わせた治療をコンセプトにしているコレクト整骨院/整体院

院長 張本孝一
〇柔道整復師免許
〇Finoaテーピングライセンス
〇日本ストレッチング協会
など

身体はそもそも左右均等ではない

この写真の方は明らかに足の長さが違いますが特に慢性的な肩こりも腰痛もないようです。

整骨院(接骨院)、鍼灸院、整体院、リラクゼーション、パーソナルトレーナーなどなど

このブログを読んで頂いている皆さんならどこか一つは通ったことがあると思います。

上記にあげたのには理由があります。

今まで通ってきた場所で、「身体のバランスを左右均等にしないと痛みはとれないですよ」なんて言われたことありませんか?

そして、骨盤矯正とか猫背矯正はたまた筋肉を緩めるマッサージやストレッチもしくはツボを刺激する針やお灸をしてもらっても痛みがとれなかった・今もとれていない方は多いと思います。

今あげたやり方が悪いとは言ってません。

ですが、もしあなたの悩まれている痛みが「身体のバランスが左右均等になっていない」ことが原因ではなかったとしたら?

当然、痛みなんてとれるわけがないですよね。

ハッキリ言うと、身体のバランスなんて左右バラバラが当たり前です。

冷静になってください。

臓器の位置も重さも違っていれば、利き腕があるからどっちかには偏りやすい訳で左右均等なんて無理な話です。

例えば、くびれは体の左側がなくなりやすかったりします。

簡単にいえば、

右側では肋骨が閉まりやすく、左側では肋骨が開きやすいのです。

なぜそんなことが起こりやすいのか?

これは「右利き」90%が要因ともいえます。

そもそも動物には利き手・利き足があります。

生物として作業を効率よく進めるために優れている側に任せたりサポートする側に任せたりする方が物事を優位に進められます。

それこそ、ご飯を食べる時だって利き手でお箸を持って逆の手はお椀を持っていますよね。

利き手(優れている側)でお箸やスプーンを持って逆の手(サポートする側)でお椀を持っていますね!

そして人間は「言葉」を話します。

そのため、

脳は大きくて重たいです。

そして、言葉を話すのが得意なのは「左脳」です。

なぜかというと、

脳には中枢といって話す・聞く・見る・動かす・感じるなどの感覚を司る機関があります。

言葉を話すのが得意な言語中枢は大部分が左脳にあるのです。

さらに、

左脳は右半身を動かすので右利きが多いともいえます。

当然、

右利きなら右の感覚の方が分かりやすいので、右側にいる人の方が話しやすかったり安心したりしませんか?

それはおそらくそういうこと。

他にも先ほどにもお話したとおり、

心臓の向き、内臓の位置関係なども影響はあります。

ですが、

これは当たり前のことなので、無理になおすなんて必要ありません。

ただし、左側のコントロールが全く効かないとか、右側に傾きすぎているのは良くありませんよ。

その点に関しては関節の負担や歪みに繋がりますし、不調を招くケースもあります。

このパターンでは、

右重心→骨盤が右にねじれる・上がる→肋骨の左ねじり・右肩下がり→左肋骨が開く

けっこう皆さん気づいてないだけでこんな人は多いですよ!

つまり、

左右均等である必要はないし

明らかに片方に偏っているならもちん筋肉を緩めることも骨格を調整することも良いですが、片方に偏っている原因もみつけてなおしていかないと重症な人ほどすぐに症状が戻ってしまいますからね。

ということで、

左右均等にすれば症状はなくなる、痛みはとれるなんてことがお分かりいただけたかと思います。

ようは、

どの治療法があなたに合っているか?がすごく大事になりますので、

もしも今まで通った所では良くならなかった方、本気で症状を改善したい方、ご自身の健康状態に不安があって予防を考えている方はぜひ一度ホームページをご覧ください(^^)

また、正確な情報をお伝えしたい思いからYouTubeにも様々な動画をあげておりますのでよければこちらもご視聴ください(^^)


少しでも為になったな、知識が増えたな、と思われたらぜひ高評価をとチャンネル登録もお願いします!

僕のブログをここまで読んでくださったあなたなら絶対に損はしないはずです(^^)

 

 

堺市・中百舌鳥(なかもず)地域で腰痛や肩こり、膝の痛みの施術や猫背・反り腰などの姿勢改善を得意とする。
対症療法から根本療法まで一人一人のお身体に合わせた治療をコンセプトにしているコレクト整骨院/整体院

院長 張本孝一
〇柔道整復師免許
〇Finoaテーピングライセンス
〇日本ストレッチング協会
など

変形性膝関節症かも⁉膝が痛くなる原因と特徴を理解して改善!!

膝痛に悩まれている人は非常に多いですよね。

・イスから立ち上がった時

・階段を降りる時

・歩いている時

膝が痛いと感じるのはほとんどが動いている時です。

特に長年、

膝痛に悩まれている人は様々な改善方法を試されていると思います。

・整骨院(接骨院)

・鍼灸院

・整体院

・整形外科

・痛み止め(湿布)

大抵はマッサージや痛み止め、ヒアルロン酸の注射を試されていますよね?

しかし、

結果的に膝の痛みは改善されましたか?

治療に行っている先生に「この症状は良くはならない」「現状維持」「年だから」なんて言い訳を真に受けていませんか?

ほとんどの慢性的な膝痛では「変形性膝関節症」という診断名がつけられます。

ハッキリ言って変形性膝関節症と診断された人が全員同じ症状で同じ痛み方をしているなんてありえません。

ですので、

「膝痛にはこれ」「変形性膝関節症にはこのやり方」なんて公式に当てはめたやり方なんて数を撃って当てているだけなんです。

実際のところ、

あなたの膝に対して全身をみてくれた先生はいましたか?

膝に電気や鍼灸、注射をしているだけの治療で終わっていませんか?

もう何年も通ってただ先生と楽しく話しているだけの空間になっていませんか?

もし、

本気で膝の痛みから解放されたいと思っているのならそんな環境からは早く離れましょう。

そもそも長年の膝の痛みがマッサージやストレッチ、膝軟骨の成分を注入しただけで良くなる訳がありません。

冷静に考えてください。

膝が変形しているんですよ?

なんでマッサージやストレッチだけで、ヒアルロン酸を注入しただけで改善できると思っているんですか?

膝の痛み方は無数にあります。

精神的な痛み、肉体疲労による痛み、筋力低下による痛みなど実に多様です。

そもそも、膝関節が変形していて痛みが出ているなら筋肉を緩めても改善なんてできますかね?

※こう言うと必ず勘違いされるのですが、マッサージやストレッチとか湿布とかがダメとは言ってないです。どれも必要なんです。ただ本質はそこじゃないので改善しないということ。

さて、

このことを踏まえて本題に入っていきますね。

背骨の柔軟性

って意識していますか?笑

はい、しているわけないですよね。

でもね、これが実はすっごい大事なんですよ。

ここでの背骨とは胸椎と呼ばれる脊柱のことです。

胸椎って脊柱が31個ある内の12個を占めているんですよ。

頸椎が7個、腰椎が5個

話がややこしくなるのであとは仙骨(仙椎の複合)と尾骨っていっておきますね。

この胸椎なんですが、

結構硬くなっていて動きがでていない人が多いんですよ。

特に膝痛に悩まれている人に。

しかも膝痛に悩まれている人って大体が猫背だったりします。

ギクッてしたでしょ。笑

そうなんです。

猫背になると背骨が硬くなる

背骨が硬くなると膝の負担が大きくなる

この悪いサイクルが繰り返されるからいくらマッサージやストレッチ、湿布やヒアルロン酸の注射をしても改善できないんです。

しかも意外と専門家でもこのことに気づいていない人は多い…

では、

背骨が硬くなるとどのようにして膝痛が起こるのか?

一例としてあげておきますね。

そうだなー。

じゃあ、イスから立ち上がった時に膝が痛くなった人という設定で。

イスから立ち上がるには体はどんな動きをするか?

ザックリいうと、

上体が前に移動して、背骨が反ってきて、お尻の筋力が働いて、足が地面を踏み込む

地面に踏み込んだ反動で立ち上がれるのです。

ここでもう一度。

膝が痛い人の特徴は、

猫背で背骨が硬い人。

そんなわけで、

膝痛の改善には背骨の柔軟性が必要になります。

ただ、

これだけで終わらないのが慢性痛のイヤな所。

背骨の柔軟性が無くなってくると、膝に体重をのせてなんとか立ち上がれるんですね。

なので本人はこの変な立ち上がり方には気づかずに何事もないように生活を続けてしまいます。

そうすると、

お尻の筋力は使う機会が少なくなるので反応がにぶってしまいます。

電化製品とか車でも一定期間ずっと放置しておくといざ使おうとした時には反応してくれなかったりしますよね?

結果的に

こうなる訳です。

神経的な問題なんかで起こっていることはほとんどなく、大抵は体の使い方が極端になっていることがほとんどです。

そんな状態でただジムに行って筋トレしても改善は難しいし、骨盤矯正を受けても根本にはならないです。

お尻の筋力低下は様々な症状に共通しているのでこれなら低リスク高リターンなトレーニングになりますからご参考までに(^^)

しかし

膝が痛い原因のほとんどは筋力がないからではないので、スクワットをやってむしろ膝を痛めてしまうケースもあります。

まずは腰を丸められるようにすることが大切なので、もし腰を丸められない方はまずこれからやってみてください(^^)

身体のケアも運動も確実にプラスになるものです。

当院に通わなくてもいいですがご自身でできないのであれば必ずどこかには通ってくださいね。

少しでも膝痛に悩まれている皆様の行動にして頂けるキッカケになれれば嬉しいです。

どこかのコメントでもなんでもいいので役に立ったと思われたらぜひお声かけください。

今後の活力になりますのでよろしくお願いします(^^)

 

堺市・中百舌鳥(なかもず)地域で腰痛や肩こり、膝の痛みの施術や猫背・反り腰などの姿勢改善を得意とする。
対症療法から根本療法まで一人一人のお身体に合わせた治療をコンセプトにしているコレクト整骨院/整体院

院長 張本孝一
〇柔道整復師免許
〇Finoaテーピングライセンス
〇日本ストレッチング協会
など