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猫背を改善したい
そう思う方は多いですよね!
ネットで検索すれば猫背改善に関する様々な情報がでてきます。
よし!これから頑張って猫背を改善していくぞ!
なんてはじめは意気込んでいてもなかなか改善しないことで半ばあきらめている方も多いはず。
残念ながら
筋肉のストレッチや肩甲骨はがしといった筋肉を緩めるだけでは猫背は改善しません。
ネットやテレビで報道されている多くのことはメリットを言っているばかりでデメリットを無視している傾向にあります。
ここでは見落とされているけど実は猫背改善の基盤として必ず必要な身体の機能をご紹介したいと思います。
皆さんは赤ちゃんがハイハイをしているのを見たことがありますか?
もちろんありますし成長過程では必ずやってきましたよね。
このハイハイという動作が体に与えてくれる影響というのは皆様が思っている以上に大切なんです。
ここからは少し難しい説明になります。
赤ちゃんはハイハイや四つ這いで手をつくことで肩甲骨や肩の機能を作ります。
具体的には手をつく動作で体にどんなことが起きるかといいますと、
床に手をつくと床からの力が腕を伝って肩甲骨まで負荷がかかります。
床を押し返すことで上腕骨のハマりの適合性が高まり肩の機能が向上します。
美姿勢やパフォーマンスの向上には必須のエクササイズなんです。
簡単にいうと
肩の関節は肩甲骨と上腕骨(じょうわんこつ)という2つの骨から構成されていてこの2つの骨同士がうまく適合しています。
猫背姿勢になると肩甲骨や上腕骨が正しい位置からでてしまうのでこの適合性がなくなってしまいます。
この状態を巻き肩と呼びます。
基本的には猫背になると巻き肩もセットになります。
この巻き肩をまずは改善させるために必要なエクササイズが手をつくということです。
手は常に宙ぶらりんで肩甲骨からぶら下がっていますよね。
例えば、
肩周りを鍛える時にはアームカールなど手にダンベルとか重たいものを持って肩に刺激を入れますが、腕立てやプランク、ヨガのダウンドッグなどを行う時には手を床につきます。
これは体への刺激の反応のちがいがあります。
・アームカール・・・体幹から力を発生させて手先をコントロールする
・腕立て・・・床からの体幹に伝わる力をコントロールする
ヒトの発育過程からみても赤ちゃんは二本脚で立ち上がるまでにハイハイや四つ這いなどの手を床について身体を支えてから立ち上がります。
これは身体を持ち上げるには肩甲骨の安定性が必須で、肋骨に肩甲骨がしっかり張り付いていないといけないから。
肩周りの安定性を引き出すためには腕立てなどの床に手をつく動作からはじめた方がいいです。
安定性が高まってきたらアームカールなどの動作をしていく。
肩のインナーマッスルを鍛える為にチューブトレーニングで肩を捻ったりするエクササイズで効果がでるのは、他の部位のコントロールに問題がない場合だけですからね^_^;
肩や肩甲骨、首や背骨の機能が低下している状態で肩だけトレーニングしても何ら効果は低いです。
美しい姿勢を目指すなら、この機能の獲得は必須。
(腕立て伏せができない人が多いのが典型例)
手をつくことってすごく重要なんです。
《チャイルドポーズ》
手をつくエクササイズの基本中の基本です。
まずはこれから始めてみてください。